アドビクリエイティブクラウドについての簡単な説明と使用感について、記事を書いてみました。かつてはクリエイティブスイーツとして販売されていたソフトで、数十万円という高額なものでしたが、月額となり初期費用としては手軽な料金で利用出来る様になりました。最新版を常に使うことができる反面、バージョンアップが必要のない方には割高になっています。
さて、これからクリエイティブクラウドについて、私の使用感を解説していきます。導入を検討されている方の参考になれば幸いです。
PhotoshopやIllustratorをはじめ、デスクトップアプリがなんと31本!に、モバイルアプリ10本、フォント・素材関係のサービスが9本。合計50本のとても充実したサービスです。
クリエイティブクラウドの最大のメリットは常に最新バージョンを使用出来ることと、必要に応じて様々なソフトをダウンロードして利用出来ることです。
※この記事は2017年8月2日に再編集して再掲載したものです。
こんなソフトが使えます
Photoshop CC
プロフェッショナル向けの高性能な画像編集ソフト。WEB制作では定番ですね。写真の加工でよく利用します。
Photoshop詳細ページを見る
Lightroom CC
元画像の編集に特化したソフト。Lightroom上からAdobe Stockに作品を投稿し即販売もできる。(Adobe Stockの契約が必要)
Lightroom CCの詳細ページを見る
Illustrator CC
ベクター系イラストソフト。こちらも定番ですが、WEBではインクスケープやスケッチで代用がききますが、CMYKに対応しており、印刷物を作成するには必要です。
Illustrator詳細ページを見る
XD (Experience Design) CC
アプリケーションのUIとUXデザインに特化したソフト。Web業界ではSketch3が先行していたが、これからはEXCCを選択する方が多くなるかも。
InDesign CC
印刷物や電子出版向けのコンテンツ作成ソフト。
DreamWeaver CC
WEB制作の開発環境。WEBサイト制作用の高性能なテキストエディタ(IDE)です。
DreamWeaverCCの詳細ページを見る
After Effects CC
動きのあるグラフィックを作成するソフト・映画動画のイメージ。せっかく月額課金してるなら、この辺も使ってみたいですね。
Premiere Pro CC
ビデオの編集や加工に特化したソフト。
これからはのWEBには動画が必須となるでしょう?!
Muse CC
コードを書かずにWEBサイトを作るソフト。
デザイナー向けにインターフェイスからWEBサイトを制作できるソフト。
残念ながらMuse CCは開発が中止になってしまいました。使用することは可能です。
そのほかにも、
PDF・映像編集・音楽編集・WEB制作ツールなどがあります。
- Premiere Pro – 映像制作ソフト
- After Effects CC – 映像モーション制作ソフト
- Acrobat DC – PDF作成ソフト
- Fire Works – 汎用的な画像編集・イラスト作成ソフト
- Animate CC – インタラクティブなアニメ制作ソフト
- Audition CC – サウンド制作
- Bridge – デジタルコンテンツを管理するソフト
- Encore – 64bit環境でDVD/BlueLayに書き出すソフト
- Flash Builder – ActionScriptの開発環境
- SpeedGrage CC – 映像制作ソフト
- Fuse CC – PhotoShop向け3Dキャラクターを簡単制作するソフト
- InCopy – ライター向け編集ソフト、InDesignとの連携
- Lightroom – 写真編集ソフト
- Prelude – ログ記録作成・メタデータ・映像制作ソフト
- SpeedGrade – 映像の品質を上げるソフト
他にもあるので、公式サイトでご確認ください。
サービスと料金表
Creative Cloudの全ソフトを使える月額4,980円プランと単体ソフトの月額2,180円プランがあります。
プラン名 | 価格 | 対象となる条件 |
---|---|---|
フォトグラフィプラン 個人版 PhotoshopとLightroomだけ |
980円/月額(年間プラン) | 新規 |
コンプリートプラン 個人版 全ソフト |
4,980円/月額(年間プラン) 7,980円/月額(月間プラン) |
新規 |
コンプリートプラン+Adobe Stock | 8,460円/月額(年間プラン) | 新規 |
単体プラン 1本ごとの契約 |
2,180円(年間プラン) 3,180円(月間プラン) |
新規 |
Creative Cloud 学生教職版 |
1,980円/(年間プラン) | 学生・教職 |
※年間プランを途中解約する場合違約金があります。
まとめと評価
私がAdobeのソフトを始めた理由を説明します。
今でこそ、私はフリーランスでWebデザイナーとWeb開発を仕事にしていますが、初めてホームページを作成した頃はテラパッドというテキストエディターと、イメージ編集にGIMPとIncskapeを利用し、全てフリーソフトで制作していました。
そこそこ満足して使っていたのですが、もう少しレベルアップしたいと思い、ツールを検討していた頃にクリエイティブクラウドを知りました。それまでAdobeのソフトはとても高額で購入を躊躇していましたのですが、月額なら試してみよう!と思ったのがきっかけです。
2年くらい使いましたが、そのうち様々なツールを利用するようになりAdobeはPhotoshopくらいしか利用しない時期が続いていたため、一度解約しました。
そして、しばらくしてAdobeの進化に驚き再契約したという流れです。特にExperienceDesignもそうですが、Photoshopなどもより使いやすくなっています。
やはり、なくてはならないツールだなという感じです。買い切り型のソフトだと、あまりアップグレードしないので(自分がアップしないだけなのですが・・)、どんどん時代遅れになっていく感じがします。
これだけのソフトや関連サービスを利用できて月額5,000円というのは、かなり安い料金かもしれません。
ただし初期費用は安くすみますが、使うソフトが少なければ、むしろ割高になってしまいますので、使う以上、使い倒すくらいの気持ちで利用しましょう!
このような方にメリットがあります
これから、WEBサイト制作やデザイン制作を本格的に行いたい方にとってはよいサービス。特に書籍やネット上に情報が豊富です。
こちらは一例
- フォトグラファー志望の方なら、Photoshop・Lightromm
- デザイナー志望の方なら、Illustrator・Photoshop・Indesign
- WEBサイト制作志望の方なら、DremWeaverやIllustrator・Photoshop・Experience Design CC
- 映像制作志望の方なら、AfterEffects・Premiere Pro
就職を目指している方や、プロを目指している方はアドビソフトが使える方がいいと思います。大抵の会社で利用されているからです。学生の方は割安で利用できますのでお得です。
試用期間7日
詳細は公式サイトでご確認ください。
クリエイティブクラウドの詳細は、公式サイト内の「Creative Cloudの詳細」を確認してください。