ドメインとは何ですか-ホームページ作成で失敗しないために必要なこと

ドメインについて

ドメインとは、IPアドレスに紐づけられた名前でコンピューターを特定するためのものです。もっとわかりやすく説明しますと、インターネット上のホームページの場所を表す住所のようなものです。つまり、住所なので世界中でたった一つのものになります。同じものは存在しません。Yahoo!の場合は「yahoo.co.jp」を、当サイトの場合は「youtukuru.com」をドメインといいます。

さて、これから下記の項目について解りやすく解説していきます。

  1. ドメインの種類について
  2. ドメイン名を決める時に注意しておきたいこと
  3. ドメインを所有するメリット
  4. ドメインの取得方法
  5. 無料ホームページ作成サービスを使う場合の注意点

ドメインの種類について

上の例のYahoo!の場合yahoo.co.jpがドメインとなります。「.jp」というのは日本ではポヒュラーなドメインになります。「.com」は世界的にもポピュラーなドメインです。その他にも様々なドメインを選ぶことが出来ます。

  • .com
  • .net
  • .org
  • .info
  • .biz
  • .jp

など、上記以外にも多くの種類があります。一度は見たことがあるのではないでしょうか。ドメインを取得する際には出来るだけ一般的な.comや.jpなどが解りやすくいいのですが、人気もありすでに取得済みの場合もあります。また、.jpなど日本で親しみのあるドメインは若干値段が高くなります。

例:下の写真は、Googleの日本サイトです。「http://〜」をURLといいます。ここが住所になります。
URLの例

価格は年間1,500円代から5,000円くらいになります。ドメインの種類によって変わります。キャンペーン対象のドメインは大抵初年度だけ適用になる場合が多いです。2年目以降は通常の料金に変わります。

ドメイン名を決める時に注意したいこと

ドメイン名を決める際の注意事項として、解りやすさと覚えやすさが重要になります。もし、あなたがブランド的な商売をされているなら、ブランドイメージをひとことで表すドメイン名をつけたいものです。たびたびの説明となりますが、Yahoo!やGoogleはドメイン名も会社名と同じです。制作するホームページに合わせて、そのホームページを表すドメインをつけましょう。会社を経営されているのであれば、会社名を表すドメイン名を考えましょう。副業のホームページなら、ホームページのタイトルを連想するような名前をつけましょう。

補足

日本と世界のドメイン名のつけ方には多少差があり、日本では「web-site.com」などハイホンを入れるのが一般的ですが、英語圏ではハイホンを入れないケース「website.com」などが多くなっています。英語圏ではURLをそのまま打ち込んで検索する人が多いためです。世界展開を考えている方はハイホンなしがよいのかもしれません。

ドメインは世界に一つしか設定出来ません。同じ名前のものは作れないようになっています。そのため、せっかく考えた名前が、すでに取得されている場合もあります。取得したいドメイン名が決まり、まだ取得されていない場合は早めに取得しておきましょう。ドメインの取得は早い者勝ちになります。

独自ドメインを取得するメリット

先ほどから、ドメインとはインターネット上の住所だと説明してきました。インターネットの世界では住所が何よりも重要です。ほとんどの無料サービス等で割り当てられたドメインはサブドメインディレクトリ型ドメインになります。これらのドメインはサービス提供側が保有するドメインになります。

例えば、無料サービスで運営していたサイトを、新たに独自ドメインを取得してホームページをそこに移動したとします。するといままで、訪問してくれていたユーザーさんは新しいホームページの場所が分からなくなってしまいます・・・。つまり、訪問者がいなくなってしまう状態になります。さらに、検索エンジン上からも姿を消してしまいます。このようなデメリットが発生してしまいますので、クラウド型のホームページ作成サービスを利用する場合でも独自ドメインを使って利用したほうがいいでしょう。

補足:サブドメインとは

○○.domainname.com のようにドメイン名の前にドットで区切って文字が入っているドメインのことをいいます。例えば、shop.domainname.com や、info.domainname.com などのように、サブドメインをドメインを保有している場合に登録することができます。ただし、権限を持っている必要があり、DNSのゾーンレコード編集ができる権限をもらえるサーバーでなければできません。たいていのレンタルサーバーでもサブドメインの設定はできますが、そのレンタルサーバー以外のサーバーを利用した場合無効になってしまいます。サブドメインの利用まで考えた場合、アマゾンWebサービスのRoute53を使えば権限を持つことができます。ただし初心者には難しいです。

補足:ディレクトリ型ドメインとは

domainname.com/shop や、domainname.com/blog などのような、ドメインのことをいいます。単にドメインの下層にディレクトリ(フォルダのこと)を作り、それぞれ別のサイトを入れた状態のことです。

独自ドメインの取得方法

独自ドメインはドメイン販売事業者から購入します。1年間ごとに料金を支払うことになります。大体は1,500円台から高いものは一万円弱くらいまであります。主要な販売事業者はムームードメイン・お名前.com・バリュードメイン・ドメインキングなどがあります。

ホームページ作成サービスを使う場合、ホームページ作成サービス側でドメインを購入できます。設定が簡単にできるので初心者はサービス側で購入した方がいいでしょう。

レンタルサーバーを利用する場合、レンタルサーバー事業者がドメインを販売しているケースもあります。ドメインの設定など簡単にできるため、契約したレンタルサーバー事業者が販売しているならそちらで購入してもいいでしょう。エックスサーバー・さくらのレンタルサーバーなどがそうです。

ドメイン販売事業者から購入する場合の注意点

ムームードメインなどではよく割引価格で数百円のドメインが販売されていますが、その価格は1年目だけに適用されます。2年目は正規の料金が請求されるので注意してください。必ず通常の料金を確認してから購入しましょう。1年目は数百円でも2年目から4,000円かかるドメインもたくさんあります。

無料ホームページ作成サービスを使う場合の注意点

無料のホームページ作成サービスを使えば誰でも手軽にホームページを始めることができます。簡単にホームページという媒体が手に入れば、これほど嬉しいことはありません。しかし簡単に手に入る反面デメリットもあります。

特に注意して欲しい事は、無料サービスではじめて、後で独自ドメインを取得しようと思っている場合です。

もしかするとあなたは、無料サービスで使い方を覚えて、ある程度の訪問者が訪れるのを確認してから、独自ドメインを設定して本格的にやろうかと、考えているかもしれません。

確かに理にかなっている思われます。しかし、それは止めた方がいいとはっきりとお伝え致します。

その理由をこれから説明致します。

途中でドメイン名を変えることのデメリット

  • 検索エンジンに出てこなくなる。
  • サイトのURL(住所)が変わってしまうので、ユーザーが離れてしまう。
  • お気に入りにブックマークしてくれていても行方不明になってしまう。
  • ソーシャルメディアにシェアしたURLが変わってしまう。

そしてGoogleの検索エンジンから評価が高くなっても、またゼロからのスタートになってしまいます。

サイトの評価がゼロになり、被リンクが無効になってしまいます。※被リンクとは他人のホームページが紹介してくれている状態のことです。

ですので、後からドメイン名を変更する事は大きなリスクがあります。

これはホームページ運営者が一番やりたくないことです。最初から独自ドメインを取得してホームページを運営をするのが得策です。

上述のことを知らずに始めてしまい。あとで困ってしまう方がたくさんいるんじゃないかと思ったので書いておきました。

無料ホームページ作成サービスを使う場合の注意点のまとめ

無料サービスは「練習」で使ったり、他にもこのような使い道があります。

  • メインサイトを補助する目的のサイトとして
  • メインサイトに載せるには少し違和感を感じるような内容
  • 短期間だけ必要なサイトの場合
  • メインサイトと微妙にコンセプトの違うサイトから集客したい場合
  • 趣味のサイトだから無料でいい場合

使い方次第で無料ホームページ作成サービス活用の幅が広がります。

「練習」の場合は、望み通りのホームページが作れそうなら、独自ドメインを設定出来るプランに速いうちにアップグレードをすることをおすすめします。