ビジネスにおいてホームページを持つ意味はとても重要です。ホームページはあなたの事業の宣伝媒体の一つです。例えば、名刺・パンフレット・営業トークなどと同じものです。ホームページはその全てを兼ねたものでもあるでしょう。
このページではモタモタしている暇のない経営者様・個人事業主様・店舗運営者様が名刺がわりの立派なホームページを最も少ない労力で簡単に用意するための情報を提供します。
対象読者
- 今すぐにホームページを用意したい!
- 初期費用は出来るだけかけたくない!
- 見栄えのいいホームページにしたい!
もしあなたが、このように思うならここから読み進めてください。様々なホームページ作成方法と比較しながら説明して行きます。本業で忙しい方がやってはいけないことの理由がわかると思います。
そして、素早いビジネス展開ができ、スムーズに本業の売り上げに貢献でき、幸せな日々を送るためのベストプラクティスを提案します。
目次
- HTMLの手打ち作業はナンセンス
- ソフトで作るのもナンセンス?
- クラウド型ホームページ作成サービスのメリットとデメリット
- 最高のCMSで作ることが最高のコストパフォーマンスを実現
- あなたが選ぶべきソフトウェア
HTMLの手打ち作業はナンセンス
HTMLを直接編集してホームページを作るのはスピードが命のビジネスにおいて致命的な効率ダウンを伴います。
ホームページを自作するのは何が大変なのか!
膨大な専門知識が必要になる
ホームページはHTMLとCSSというマークアップ言語を記述すること作ることができます。まず知識が必要になります。忙しい方が片手間に勉強して3ヶ月から6ヶ月を必要とします。HTMLは簡単に覚えることができますが、デザインを担当するCSSはかなりの試行錯誤が必要になりますし、制作のセンスが要求されます。
さらに、スライドショーやメニューの開閉などの動きをつけたい場合もあるでしょう。その場合、JavaScriptというプログラミング言語を覚える必要があります。この言語は本格的なプログラミング言語のため、人にもよりますが最低でも6ヶ月くらいはかかります。
さらに、ソーシャルメディアボタン、お問い合わせフォーム、アンケートフォームなどの部品を付けたり、画像を加工する作業も必須になります。また、サーバーからの配信に関する知識やドメインに関する知識などインターネットを通してどのような仕組みでホームページが表示されるのかを分かっている必要があります。
さらに、スマートフォンに対応するにはレスポンシブWebデザインを採用するのが一般的です。CSSを記述することで実現できます。レスポンシブWebデザインを実現するCSSはめちゃくちゃ大変です。CSSは上に書いたものを引き継ぐためスマートフォンに設定した効果をPCで打ち消すなどのかなり高度な管理方法が要求されます。CSSの記法に精通していなければまず実現できません。
テンプレートを利用した場合はどうなのか
親切なテンプレートを利用すれば少ない労力でホームページを作ることはできます。上記で説明したようなことを自分でしなくていいので楽です。例えば、「ヘッダー画像を変えたい場合はここを編集してください。」「キャッチコピーはここを変えてください。」「色を変えるならCSSのここを編集」などと、HTMLファイル内やCSSファイル内に親切なコメントがしてあるので初心者の方でもできると思います。テンプレートを利用する場合、HTMLとCSSの基本がわかれば、最低限のホームページはできると思います。
しかし、おそらくダサいホームページしかできないと思います。
コラム(少し横道に逸れます)
このページまでたどり着いた方なら色々なサイトで紹介されている〇〇〇〇〇〇〇〇テンプレートという高額な商品をご存知だと思います。私見になりますが、ウェブデザイナーの視点で見ると話になりません。付属の画像も今は無料素材サイトでいくらでも手に入ります。あのような高額なテンプレートを買うくらいなら、よく一緒に紹介されているSIRIUS(シリウス)を使ったほうがいいでしょう。もしくは自分でホームページを作る能力が欲しいならホームページ作成の本を買ってきてやって見ましょう。そのほうが能力がつくと思います。HTMLとCSSはとにかく書いて試行錯誤しないと身につきません。この商品の購入を検討している方は早く作りたいのか、それとも能力を身に付けたいのかどちらでしょうか?(この話はあくまで私見ですので判断は自分でしてください。)
さらに・・・
更新作業で地獄の苦しみを味合うことになるでしょう
午後8時、忙しい仕事を終え、パソコンに向かいます。毎日コツコツとHTMLを編集する毎日が続きます。
あなたは一生懸命に自分で作ったホームページを更新したいと思うでしょう。
あなたは大体の作り方がわかって、どんどんページを作っていきました。この調子なら大丈夫!と思い作業ペースも上がり、いい感じでホームページができていきます。
いつしか50ページくらいの中くらいのホームページになっていきます。
そして、新しくメニューを追加したいと思うかもしれません。ホームページの構成を少し変えたいと思うかもしれません。記事の下にオススメの商品を全ページに追加したくなるかもしれません。
ここからが地獄の作業になります。全てのページに同じ作業をする必要が出てきます。ページ数が増えれば増えるほど作業時間が膨大なものになっていくのです。
10ページくらいであればいいのですが、 50〜100ページもあった場合同じ作業の繰り返しで1日が終わります。
そして、どこかで必ずミスります・・・これが一番辛い。
仕事で疲れた後に毎日同じような作業をする自分の姿を想像してみてください…
テキストエディタなどを使用して、自分で作る方法は将来的にこのような更新作業の問題に苦しむことになります。筆者は経験済みです。(そのおかげでホームページを自在に作れる今の自分があるわけですが、あなたの目的次第です。)
当サイトも初めはHTMLを直接編集して作っていましたが、HTML5のサイトからWordPress(ワードプレス)に移行しました。
注) WordPressで本格的なホームページを作るには専門知識が必要です。本格的なホームページを作りたい方「WordPressで本格的ホームページを作ろう!」を参考にしてください。
WordPressがどんなものかわからない方はこちらの記事をご覧ください。
初心者でも解る!WordPressのメリット・デメリット
このように、テンプレートを利用しても更新作業で挫折しますし、やる気を無くします。毎日忙しい中、同じことを繰り返す自分を想像してみてください。趣味ならいいのですが、スピードが命のビジネスでは、悠長なことはしてられません。
ホームページ作成に疲れてライバルに先を越されてしまうのがオチでしょう。
ソフトで作るのもナンセンス?
ビックリさせてしまい申し訳ありません。ナンセンスというのは大げさですが、ビジネスのスピードを重視する方には当てはまります。
ホームページ作成ソフトで作るのも時間がかかります。ホームページビルダー・BIND(クラウドサービスもある)・シリウスなどの買い切り型ソフトを使った場合に必要な作業を説明します。
- ドメインを購入する
- レンタルサーバーを借りる
- 購入したドメインをレンタルサーバーに設定する
- ソフトを購入しパソコンにインストールする
- FTPソフトをダウンロードしサーバーへ転送するための設定をする
- ホームページが完成したらその都度全てのファイルをアップロードする
ざっとこのような作業が必要になります。特別難しいわけではありませんが、コンピュータに詳しくない方は理解するまで時間がかかると思います。
そこで、おすすめなのがクラウド型ホームページ作成サービスを使って簡単ホームページ作成をする方法です。
クラウド型ホームページ作成サービスのメリットとデメリット
メリット
まず、ソフトと比較してクラウド型ホームページ作成サービス(CMS)の方が圧倒的に機能が上です。
ホームページ作成ソフトでは難しい、ショッピングカートやアンケートフォーム、スケジュール管理、クーポン発行機能、ユーザー登録機能などが充実しています。
クラウド型ホームページ作成サービスはWebアプリケーションのようなものです。このような機能はソフトでは作れません。また、ソフトで作成したホームページに上記の機能を追加したくホームページ制作業者に依頼する場合、何を制作してもらうかにもよりますが50万円から100万円はします。
そして、クラウド型ホームページ作成サービスを利用する最大の理由は、圧倒的な簡単操作でホームページを作成できる事です。デザインのカスタマイズに関してもこちらに軍配が上がります。(中でもWix.comがすごい)
さらに、いつでも最新機能を使う事が出来ます。
デメリット
クラウド型ホームページ作成サービスのデメリットについて解説します。不安を感じる部分は次のことではありませんか?
- ファイルが手元にない
- サービスに依存することになる
- サービス終了のリスクがある
このようなことが心配になると思います。確かにその通りです。ファイルが手元にないとサービスが終了したら全部なくなってしまいます。
よく聞く話だけど、クラウド型ホームページ作成サービス(CMS)が危険という話もあるけど本当ですか?
巷で噂されている事例
真相のほどはよくわかりませんが、経営者が夜逃げしたといわれている「AXIS」や経営破綻したといわれる「QHM」などのホームページ作成サービスがありました。とても小規模なサービスです。
これらのサービスと同様に「Wix.com」や「jimdo」も危険ですという話です。
しかし、よく考えてみればわかることですが、全く規模が違います。
あなたは「アメブロ」がいきなり無くなると思いますか?
ましてや「Wix.com」は1億人のユーザーがいる大規模なサービスです。日本の人口が1.27億人です。IT業界ではこのようなサービスは必ず誰かが事業を引き継ぎます。
経営難のため譲渡されたといわれる「QHM」その上位版「haik」はウェビアスプロモーション株式会社という会社が引き継いで営業しています。
IT業界ではアクティブユーザーがいるというのはものすごく価値のあることなんです。
ホリエモンこと堀江貴文氏もアクティブユーザーが数万人いればいくらでもマネタイズする方法はあるといいます。残念ながら引用元は忘れてしまいましたが(いろいろなところで発言しています)、下のユーチューブで雰囲気を感じ取れると思います。プログラミング学習サービスの「Progate」さんとの対談の中で、5万人もいるの?と驚いています。
アクティブユーザーが多いサービスは事業買収の対象でもあります。Googleが様々な事業を買収していることはご存知でしょう。必ず誰かが欲しがるものです。
私見ではありますが、「AXIS」「QHM」などの小規模なサービスと「Wix.com」や「jimdo」を同じ土俵に上げて比較するのはちょっと違うと思います。Wix.comは米ナスダックに上場している企業です。
IT業界というのはそういう世界です。小さいものは大きいものに吸収されていきます。そして大手には投資家から大量の投資マネーが入っています。このことを知らずにいるのは選択ミスになりかねません。
時代の流れをみてください。IT業界がまだ始まったのは1950年代ですがまだまだ拡大しています。そして成長が止まりません。これから数十年に本当の進化を遂げていく業界です。
これからは人工知能の時代です。様々な機器がインターネットを通して繋がり、人工知能が面倒なことをしてくれる時代になっていくと思います。ホームページ作成業界にはすぐにその流れがやってくるでしょう。Wix.comは米国で人工知能を搭載したサービスを開始しています。人工知能の学習には膨大なデータが必要なため、たくさんのユーザーがいるサービスでなければ人工知能を有効利用できません。
興味のある方は、ホームページ作成の過去・現在・未来についてのストーリーをご覧ください。
ホームページ作成方法の過去と現在とこれからの物語
最高のCMSで作ることが最高のコストパフォーマンスを実現
スピード重視でビジネス向けのホームページを簡単に作りたい方は、迷わずクラウド型ホームページ作成サービスを選択するべきです。
クラウドサービスを使えば初心者の方でも、デザイナー並みのホームページを作る事が出来ます。なぜデザイナー並みの立派なホームページを用意する必要があるのか。そこまでこだわらなくてもいいと思う方もいらっしゃるかもしれません。しかしそれはとても重要なことを見過ごしていると思います。詳しくは下のリンク先ページを参考にしてください。
超基本!売れるホームページは第一印象が重要
また、データの喪失に不安があるなら、ブログ部分だけ別サイトを作って更新すればいいと思います。会社の宣伝をSEOで行いたいならオウンドメディア(ブログ)を作ればいいでしょう。WordPressならレンタルサーバーを借りてワンクリックでインストールできるので速攻記事を書く事が出来ます。
まずは、会社の顔となる立派なホームページをサクッと作り、本業に力を集中するべきだと思います。
あなたが作成に時間を取られれば取られるほど、本業の売り上げが立たなくなります。1ヶ月という期間は長いようでいて、あっという間に過ぎてしまいます。チカラ配分を考える経営者様ならこの意味がよく理解できるでしょう。
CMS | 約1週間 |
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ソフト | 約1ヶ月 |
HTML自作 | 約3ヶ月 |
あなたが選ぶべきソフトウェア
最も早くホームページを用意したい方はWix.comがおすすめです。このウェブサービスは「jimdo」「Webnode」など他のサービスよりデザイン面・操作性において優れています。一番簡単でおしゃれなサービスです。
Wix.comは名刺がわりの立派なホームページを作るために、活用してください。写真を入れ替えて、キャッチコピーを好きなところに入れ、必要な文章を書くだけで完成します。
NO1 Wix.com

対応デバイス:PC/スマホ
WordPressは時間をかけて、記事を書きSEOで集客したい場合に活用しましょう。立派なオウンドメディア(ブログ)がすぐに完成します。(但し、企業サイトを作るのは難しい、専門知識が必要になります。)
オウンドメディア運用としてのWordPress

対応デバイス:自作及びテーマによる。大抵のテーマはレスポンシブWebデザインを採用しているため、スマホとPCに対応。
まとめ
いかがでしたか?ビジネスでホームページを利用したい方はたくさんおりますが、間違った方向に進むととんでもない労力と時間を使う羽目になってしまいがちです。ホームページはあなたのビジネスのツールに過ぎません。SEOで集客するのはとても時間のかかる作業であるためコツコツ行うべきだと思います。まずは名刺がわりの恥ずかしくないしっかりした見た目のホームページを最短で作成するのがベストな選択になると思います。そしてブログを使い、訪問者に楽しんでもらうコンテンツ(記事)を提供し喜んでもらうことを中心に考えるといいでしょう。
完成したら、名刺やパンフレットにURLを入れましょう。QRコードを作成して名刺に貼り付けるのもいいと思います。スマホからすぐにアクセスできます。QRコードはWebサービスですぐに作成できます。
QRコードを作成してサイト集客に役立てよう
以上です。
長文にもかかわらずお付き合いいただきありがとうございます。この記事があなたの参考になれば幸いです。