ホームページを作るにあたり、どこから手をつけていいかよくわからない方もいらっしゃるでしょう。いざ作ろうと思ってもなかなか進められないことはよくあります。
そんな時は、最初にしっかりと構成や伝えることを紙にまとめてから作り始めましょう。以下の記事ではどんな手順でコンテンツを作っていけばいいのか詳しく説明していきます。
この記事の対象者は法人や個人事業の方としています。ブログやメディアサイトは多少異なっておりますが、役立つ部分もあるかもしれませんので、一読ください。
「ホームページ作成の勘所」を数回にわたって連載記事を書いていきます。
第一回目は設計・企画編です。
1.ホームページの目的を明確にする
自分のホームページで何を紹介し、伝えるのか、どんな情報を発信するのかを明確にします。この時に商品やサービスをできるだけ絞り込むことが大切です。例えば、車の買取業をされているのであれば「車買取」なのか「車査定」なのか「商用車」なのか「普通車」なのか「軽自動車」なのか絞り込む対象はさまざまです。
1-1.ターゲットを明確にする
ホームページの目的が明確になれば、ターゲットも明確になり、ひいてはセールスポイントも明確になります。
はっきりすれば、検索キーワードも絞られてきます。
現在の検索エンジでは専門サイトの方が特定のキーワードで上位表示されやすい傾向がありますので、絞り込みが進むほど、検索上位表示がしやすくなっていきます。上位表示は小さく始めるのがポイントです。いきなりビックキーワードを狙ったところで埋もれてしまうだけです。
あれもこれもではなく、自社の強みを認識、または再認識し強みを伸ばすための対策を立てましょう。だから、絞り込みが大切になります。
1-2.検索キーワードを考える
次にホームページを訪れる方は、検索エンジンで検索機ワードを入力してホームページを探します。検索でヒットしたページを訪れて、探していた情報がなければすぐに帰ってしまいます。ここを決めるためにもホームページの目的とターゲットを明確にしておきましょう。なんとなく進めると伝わらないホームページになってしまいます。
インターネットの性質を考えると、なんとなくホームページにやってくる人は僅かです。ソーシャルメディアは違いますが、検索では明らかに明確な目的を持って検索窓に文字を入力しており、そのうえでホームページにやってくることを認識しておきましょう。
キーワードの検索ボリュームを調べるには
Googleの広告サービスAdwords(アドワーズ)です。Googleアカウント登録が必要になります。以前は無料で詳しい月間検索数を調べることができたのですが、現在は1,000〜10,000などのようにアバウトな検索数しかわかりません。
キーワードのトレンドを調べるには
Googleトレンドに対象キーワードを入力するとグラフで表示されます。一時的なものか、近年伸びてきているか、などが解ります。
サジェストキーワードを調べるには
関連キーワード取得ツールの検索窓にキーワードを入れて調べることができます。複数の関連キーワードを入れてタイトルを決める場合に有効です。
サーチコンソールで検索流入キーワードを調べるには
Googleサーチコンソールを利用すれば、Google検索をしたユーザーのサイトへのアクセスキーワードを知ることができます。詳しくは「サーチコンソールとは〜登録まで」や「サーチコンソールの見方【初心者編】」をご覧ください。
1-3.必要な記事のタイトルを明確にする
以上を踏まえて、自分のホームページに必要なページとタイトルを考えてみます。はじめてホームページのことを知ったお客様の気持ちになることが大事です。
ここまでのワンポイント:インターネットユーザーは忙しい、必要な情報がなければすぐに違うホームページに行ってしまう!だからこそ、絞り込んだ情報をピンポイントで提供しよう。
2.ホームページの設計図を作る
ホームページの設計図というのはサイトマップのことでもあります。サイトマップとはホームページのページ構成の一覧表のことです。
下の図をご覧ください。トップページ・会社概要・サービス内容・FAQ・お客様の声・お問合せ・ブログページなどホームページはたくさんのページによって構成されています。事前に設計図を手書きで構築しておくことで、後々楽に進めることができます。お客様(訪問者)が、どんなことを知りたくて各ページを訪れるのか、どんなページがあったら嬉しいか真剣に考えてみましょう。このプロセスが、良いホームページになるかどうかの分かれ目です。
3.トップページの情報量
ここまできたら、トップページに掲載する情報についてまとめていきます。ホームページ種類にもよりますが、今回はビジネス向けという前提で説明します。
トップページには、あまりたくさんの情報を載せない方がいいといわれています。情報量が多すぎると普通の人は、1度に認識できる数は3つから4つくらいという実験結果もあります。(出典:インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針)
3-1.情報を精査して伝えるべき情報を伝える
たとえば、商品が10種類あるので全て掲載したい場合もあるでしょう。しかし、これまで説明してきたようにインターネットや検索エンジンの特徴を考えるとターゲットを絞って紹介する方法が適しているし、成果に直結しやすいものです。
まさに検索キーワドが重要だということです。近年はソーシャルメディアからホームページへのアクセスも増えていますが、興味がなければスルーしますし、記事のタイトルと中身が違ったら、さらに気分が悪くなるものです。
ワンポイント:タイトル(検索キーワード)と記事内容をマッチさせることが大切。
3-2.商品を購入した後の体験を伝える
商品そのものの良さやスペック機能などより、商品やサービスを導入した後の体験を伝えるべきです。お客様の気持ちになり嬉しさや喜びを表す文章を書くことで成約率が上がります。
営業の業界では成果を上げれる営業マンはやっていることだと思います。(出典:「モノ」を売るな!「体験」を売れ)
古い本ですが、今でも役立つ内容です。
ホームページ作成の勘所①設計および企画編まとめ
以上、駆け足で、ポイントだけを説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。筆者は普段、ホームページ制作と管理をしていますので、お客様の状況をよく教えてもらうのですが、上記に記載したことがかなり大切な部分になります。対策として提案しています。(ただし、当サイトは商品の比較と情報の提供がメインなので、単独の商品を紹介するようにはなっていませんので、ご了承ください。)
さて、第2回目はホームページ構成2デザイン編です。よろしければご覧ください。