
人工知能ニューラルネットワークのフレームワーク「Chainer」を組み込んだ自動着色サービス
PaintsChainerはディープラーニングを利用し、イラストに着色をしてくれる人工知能のすごいサービスです。今話題になっているようなので、当サイトでも掲載してみました。これからは人工知能関連のサービスがどんどん出てくるそんな気がしますね。手書きイラストに下地カラーを入れるのに最適なサービスです。イラストレーターの生産性が高まるのではないでしょうか。
環境:クラウドサービス
ソースをダウンロードしてパソコンで利用することもできるとのこと。自信がある人はトライしてみてはいかがでしょう。
ソースコードライセンス:MIT
作者TaizanさんのGitHub
https://github.com/pfnet/PaintsChainer
作者TaizanさんのQuitaブログ
http://qiita.com/taizan/items/7119e16064cc11500f32
Chainer公式サイト:日本製のAIフレームワーク
http://chainer.org/
PaintsChainerの使い方
イラストACよりダウンロードしたこの線画にペイントしてみました。ファッション系のおしゃれなイラストです。
まずは、即実行してみるとこんな感じの暗い色使いで着色してくれました。
UIは左から戻るボタン・やり直しボタン・クリアー・ライン・ペンシル・消しゴム・ストロークワイズ・カラーパレットの合計8つのツールが付いており、ラインかペンシルを選択し、イラストの空白部分に軽く線を引けば認識するようです。
次に上部のカラーパレットから色を選択しペンツールで色をつけて実行してみると、このように水彩画のように綺麗になりました!
さらに、背景色を白っぽくしようと思い色をつけて実行してみるとこんな感じに。
PaintChainerのまとめ
ツイッターのハッシュタグが公式サイト内に設置してあるので、そこでたくさんのイラストレーターの方が試しているようです。私は下手なので、イラストレーターの作品を参照された方が参考になりますよ。
2017年9月追記:PaintsChainerの公式サイトがリニューアルされて、新しい機能が追加されていました。「自動着色withペン入れ」と「ペン入れツール」の2つです。サイト内にチュートリアルも用意されていて使い方もすぐにわかります。
下の例は「自動着色withペン入れ」です。こんな感じでペンが入り輪郭がはっきりしました。この画像を元に着色していくという流れのようです。「ペン入れツール」はいきなり右側の状態になります。あとは消しゴムツールで不要な線を消してから着色します。
*公式サイトのイラストです。