開業時に必要なホームページを用意する!5つの開業ノウハウを知る

スタートアップ時の戦略

あなたが個人で起業するにせよ、融資を受けて法人として起業するにせよ、どのようなビジネスにもWEBサイトは必要です。小規模の起業では、費用や時間をかけることができないので、起業時はできるだけ手間をかけずウェブサイトを用意しましょう。

以下の項目を押さえて、ホームページを用意しましょう。

目次

  1. ターゲットとニーズとペルソナ
    1. マーケティングの重要性
    2. ペルソナを考える
    3. 意外と見落としがちなPDCAの大切さ
  2. 会社の設立方法と種類
  3. 法人化のメリットが出るのは
  4. 様々な業種の許可申請の届出について
  5. 資金調達の方法は?
  6. 開業時にあった方がいいホームページをスピーディに用意する
  7. まとめ

ターゲットとニーズとペルソナ

これから起業を検討される方は、「どのようなお客様にどんな問題解決をするのか」を真剣に考える必要があります。ソフトバンクの孫正義氏は起業後2年間利益が上がらない中、情報収集に時間と費用を費やしたというのは有名な話です。

また、著書(孫の二乗の法則 孫正義の成功哲学)の中で情報収集にお金を惜しむものは成功者にはなれないとも言っています。超人はそれくらい情報収集に精を出すものなのでしょう。私たちにも参考になる考え方です。

マーケティングの重要性

マーケティング(英: marketing)とは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。
出典:wikiマーケティング

↑要約すると、お客様がありがたがる仕組み作りと言えるのではないでしょうか。

つまり、あなたが提供するサービスがどのようなターゲットに届き、どのようなニーズを満たすかということです。ニーズを満たすというのは何らかの問題を解決することも含まれます。

では、どうやってそれを見つけるかが問題となります。市場調査など大げさなことはなかなか難しいので、身近な活動の中や普段の生活の中に多くのヒントがあるはずです。いま会社員の方は自分の会社が行なっている事業もそうですし、友達の会社の事業もそうです。また、趣味のサークルやブログなどをやっている人もいろいろな発見があるものだと思います。

少し気をつけるようにすれば、ニーズがあるのはわかるものです。

ペルソナを考える

ペルソナペルソナとはマーケティングの手法の一つで、ビジネスの核となるお客様のキャラクター(モデル)のことです。「お客様が誰であり、何を望んでいるのか」を明確にする手法です。

例えば、
氏名・年齢・性別・住所・職業・年収・趣味・結婚状態・悩み・恋人有無などを想定し、このような人物にマッチしたビジネスであるなら、徹底的にその悩みや問題を解決していくにはどうするかを考えるきっかけにします。

下の表にサンプルを書いてみましたが、本番ではもっと詳しい人物像を作ってみましょう。下の例を作っていて思いつきましたが、女性受けする趣味のサイトなんてどうです?

ペルソナ例
氏名 ヤマダタロウ
年齢 35歳
性別 男性
住所 東京都葛飾区
職業 会社員
結婚 バツイチ・彼女なし
年収 440万円
趣味 パズドラ・合コン
悩み 結婚したいが彼女が見つからない。暇を見つけてはパズドラをやってばかりで女性受けの良い趣味はないが、年収を後70万円程上げたいという多少の向上心もある。しかし何をしていいのかわからず、将来に漠然とした不安を抱えつつも仕事は卒なくこなしている。

意外と見落としがちなPDCAの大切さ

Plan(企画)Do(実行) Check(評価) Act(改善)を行うサイクルです。効果の上がるサイクルを継続することが成功するビジネスの本質です。

目的意識のないところには何も生まれないのと同じことです。1年間ダラダラと流れてしまった経験は誰にでもあると思います。

企画(計画)を立てて実行することで何らかの結果が出るものです。結果をもとに改善するというサイクルを意識的に行っていきましょう。長期計・年計・月計・そして日計まで作ったら実行です。

会社の設立方法と種類

簡単な流れ
会社を設立する人の印鑑証明書を用意します。印鑑ショップなどで会社の代表印を作成します。会社の定款を作成します。定款とは会社の住所・代表者・事業の種類・会社名などを記載し、公証役場で認証を受けます。代表者の銀行口座に出資金を振り込み「振込証明書」を作成します。法務局で登記をします。

法人には4種類があります。(NPO・社団法人は除く)
資本金1円から、登録免許税 株式15万円 他6万円

責任の範囲 信用性 所有 監査機関 損益分配
株式会社 有限責任 高い 株主 株主総会、取締役会 出資割合
合同会社 有限責任 低い 代表社員 なし 自由、貢献度など
合資会社 無限責任 低い 社員 なし 自由
合名会社 無限責任 低い 社員 なし 自由

法人化のメリットが出るのは

個人事業から法人化でメリットが出るのは500万円以上です。個人の所得税は利益の増加に伴い最大で45%にもなります。一方、法人税は800万円超で34.3%となりそれ以上増えることはありません。500万円以上で金額的にはプラスに転じますが、会社設立の費用や社会保険への加入など面倒な業務が必要になるため、現実的とは言えないでしょう。税理士への依頼費用を考慮すれば1000万円弱くらいから、メリットが出てくると思います。また、法人化すると2年間消費税が免除されます。個人事業→合同会社→株式会社などの変遷も考えられます。※ここでは詳しくは触れませんので、詳細は税理士等にご相談ください。

様々な業種の許可申請の届出について

事業の種類によっては無許可もしくは無申請では営業できない業種も多く存在します。以下は一例ですが参考までにご覧ください。インターネットで中古品の販売も継続的に行う場合は古物商許可が必要になるのはご存知でしょうか。簡単なものならご自分で行うことができます。複雑な申請が必要な場合は行政書士などの専門家に依頼するとスムーズです。

古物商許可・旅行業許可・美容室開業届・自動車運転代行業申請・建設業許可・深夜種類販売許可・宅地建物取引業免許申請・解体工事業登録申請・運送事業開業手続き・産業廃棄物収集運搬業許可・クリーニング所開設届出など

資金調達の方法は?

資金調達の宝箱大抵のビジネスは、開業時にまとまった資金が必要になるのが普通です。一人で行う士業やコンサルタントであったもパソコンやプリンター事務用品、電話回線の契約など意外なほど必要になります。

従来であれば、何年も働いて資金を作る。用意できないもしくは足りない場合は銀行融資、創業資金融資制度などの機関を利用するのが普通です。もしくは投資家に投資してもらう方法も考えられますが、普通の人には難しいものです。

そこで、アイディア次第で資金調達ができる方法をご紹介します。

ここ数年でものすごく普及し、今も拡大している資金調達方法として、クラウドファンディングが挙げられます。これは不特定多数の人から応援してもらうことで成り立つ仕組みです。有名なサービスをピックアップしていますので、ご覧頂ければイメージが掴めると思います。

起業時の資金調達の新しい形を創造するクラウドファンディングというWebサービス!

クラウドファンディングは短期間のうちに非常に多くのサービスが出現しており、共有という文化的な価値観(シェアリングエコノミー)が社会に広まっていく前兆かもしれません。

それはさておき、起業時の資金調達としてクラウドファンディングも選択肢の一つとして考えられてはいかがでしょうか。

開業時にあった方がいいホームページをスピーディに用意する

マーケティングにより明確になったターゲットに対して、あなたの事業が顧客に対してどんな約束ができるのかをホームページに落とし込んでいきます。

名刺代わりのコーポレートサイトの場合

「wix.com」「ホームページビルダー」が適しています。しっかりした企業サイトとして見せたいなら、この2つのソフトです。

こちらのページでは開業時にホームページを作る際に、やっていいことと悪いことを比較しながら解説しています。あなたが正しい選択をするために必要なことをお伝えします。
簡単ホームページ作成!スピード感重視でビジネスに圧勝

ホームページ作成ソフト企業用の比較ページも参考にされるといいでしょう。

飲食・美容・サロンなどのショップ経営

「グーペ」が適しています。メニューの更新が頻繁にある。スケジュールやクーポン・メルマガなどの機能を使いたい場合おすすめです。

グーペの詳細ページを見る

ネットショップ

「カラーミーショップ」「BASE」が適しています。ネットショップ経営に必要な様々な機能を利用できます。

カラーミーショップの詳細ページを見る
BASEの詳細ページを見る

ランディングページ型サイト

ランディングページというのは1ページだけで構成された縦長のページのサイトのことです。そのようなサイトを作りたい方は「ペライチ」が適しています。写真を利用しインパクトのあるイメージで一気に人気をさらいます。一枚から数ページのサイト構成ならペライチがいいです。

ペライチの詳細ページを見る

まとめ

いかがでしたか、開業時に必要なホームページを作るには誰にどのような問題解決を提供するかという視点がとても重要になります。また、自分が行うビジネスが許可が必要かどうかも重要です。法人化のメリットが出るのは1,000万円弱くらいからでしょう。資金調達に関しては近年急速に変化してクラウドファンディングというサービスが話題です。人々の共感を得られるようなアイデアがある方には好都合な時代になりました。時代の変化を感じます。このような仕組みを活用して開業を進めてみてはいかがでしょうか。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。