ネット起業を3つのタイプのホームページから考える

ネット起業3つの視点

小さくはじめる起業があってもいい。そんなに大きくなく、個人がじっくり取り組んでいける方法を書きました。3つのホームページの形態からネット起業に適した方法を紹介します。

  1. ネット起業の流れ
  2. ビジネスによって異なるウェブサイト構築方法
    1. 無料ホームページ作成サービス
    2. 有料ホームページ作成サービス
    3. 独立型サイト

ネット起業の流れ

ネットで起業・開業するには、融資を受け当初から法人を作りブランドを決めて大々的に始める場合もありますが、個人で小さく始めることもできます。プログラミング等の知識がなくてもできるシステムがたくさん用意されていますが、もちろんプログラミングの知識があったほうが望ましいです。

個人が起業するには小さく初めて、大きくしていくのがリスクの低いやり方です。

中でもオススメなのが自分のビジネスの分野のある部分に特化したウェブサイトを作り、徐々に拡大していく方法です。

インターネットは不特定多数の人に公開できるものですが、実はダイレクトマーケティングです。ここを間違えて認識した場合、成功するには莫大な資金が必要になると思います。

ビジネスによって異なるウェブサイト構築方法

まずは、サイトを用意しなければ何も始まりません。あなたのビジネスに合わせたサイトを構築しましょう。ここでは「無料ホームページ作成サービス」「有料ホームページ作成サービス」「独立サイト」と分類します。

無料ホームページ作成サービス

「無料ホームページ作成サービス」は、無料のウェブサービスとして提供されているもので、例えば「jimdo」「wix.com」「ペライチ」「webnode」「BASE」「wordpress.com」などの、いわゆる無料サイトビルダーのことを言います。これらのサービスには必ず上位機能の有料版が用意されています。無料版では最低限のホームページは作れますが、機能が制限されている場合や、広告が表示されるものもあります。また、独自ドメインの設定ができないケースが多いです。独自ドメインというのは固有のURLの設定ができず、各サービスのドメインのサブドメインになる場合が多いです。

制限

  • アフィリエイトに制限がある(Googleアドセンスしかできないなど)
  • 独自ドメインの設定ができない
  • 広告が表示される
  • HD等容量が制限されている
  • 1アカウントにつき1サイト

用途

ネット開業には向いていません。ネットで開業する場合、固有URL(独自ドメイン)の設定が必ず必要です。ドメインとは当サイトの場合(youtukuru.com)のことを言います。

より詳しい説明は独自ドメインとはをご覧ください。

有料ホームページ作成サービス

「有料ホームページ作成サービス」は、上記の無料サービスの有料版のことです。毎月定額の費用を支払うことで、機能の大部分を利用できるようになります。大抵は「無料」「一般」「プレミアム」のように3つのグレードから選択することができます。「一般」的なグレードはだいたい月額1000円から3000円前後になります。「有料」の場合は独自ドメインの設定ができるようになるため、本格的なサイト運用が可能になってきます。ただし、アフィリエイトに制限があるサービスもあるため、注意して選ぶ必要があります。また、1アカウントにつき1サイトしか利用できないため、複数のサイトを作る場合コスト高になります。

制限

  • アフィリエイトに制限がある場合も
  • 1アカウントごとに費用がかかります

用途

情報提供型アフィリエイトサイトには少々不向き。情報提供型アフィリエイトサイトは1サイトだけならいいのですが、いずれ複数のサイトを作るようになると思います。

有料ホームページ作成サービスはコーポレートサイト、ネットショップに向いています。独自の商品を販売する場合は有効な選択肢です。なぜなら、ネットショップのシステムを構築するのは初心者にはかなり難しいからです。また、セキュリティのSSL証明書やカートシステムなど必要なものが一式揃っています。

独立型サイト

独立ー花言葉
↑彼岸花の花言葉は独立

「独立型サイト」とは、固有のドメインを設定し、レンタルサーバーを借りて運用するサイトです。独立型サイトは手間がかかる一方で、もっと自由度の高いサイトを構築することが可能です。自分が運営するサイトによって、レンタルサーバーの規模を調整することができます。ホームページ作成ソフトを使って始めるなら小規模なレンタルサーバーを利用すればいいです。WordPressなどのCMSを利用し作業の効率化を図るなら、それぞれのCMSに対応しているレンタルサーバーを選ぶことができます。また、独自ネットショップを構築する場合はWordPressやECキューブ等が動作する高性能なサーバーが必要になります。自分のビジネスによってホームページ作成ソフトとレンタルサーバーを選ぶ必要があります。

制限

自由に構築できる

用途

情報提供型サイト(アフィリエイトサイト)

情報の整理整頓が好きな方のはじめの一歩に最適です。自分には特に何の特技もなく、大した知識がないと思っている方でもできます。

  • かなり絞り込んだ情報を提供する
  • 調べた情報を分かりやすく掲載する
  • ウェブの文章の書き方を勉強する
  • キャッチコピーを勉強する

以上の3つの手法をウェブサイトに落とし込んでいくだけです。そのようなサイトを作るのに適しているのがSIRIUSです。私は現在でこそWordPressを使っていますが、以前はSIRIUSを利用していました。デザインパーツが揃っているので、初心者でも見栄えのいいサイトを作れます。SIRIUSについてはこちらのページをご覧ください。

ネットショップ

ネットショップはWordPressにプラグインを導入して簡単に作れますが、決済システムや独自SSLの費用やクレジットカード会社の審査などが発生します。であれば、サイト自体はWordPressで作成し「BASE」や「カラーミーショップ」などのサービスで商品の決済を行う方法もあります。

また、ネットショップはSEOに弱いので、独自にブログやツイッター・フェイスブック等を運営する必要も出てきます。それぞれの媒体からネットショップサイトへリンクをつけておくことで、SEO部分をブログに委ねます。フェイスブックは顧客フォーローに利用し、ツイッターは拡散に利用します。

ネットショップで起業したい方はこのような集客の仕組みを上手く構築する必要があります。

さらに、売れるホームページ作成が初めての方に役立つ記事を紹介します。興味があればご覧ください。
ホームページの構成1企画編
ホームページの構成2デザイン編