ホームページを自分で作るには高額な画像編集ソフトが必要だと思って、あきらめた方もいらっしゃるのではありませんか。もし、そうなら、もう一度考え直してみましょう。
なぜなら、ホームページをWeb上で見てもらうだけの目的なら、画像編集ソフトは無料で手に入るからです。しかも、高性能なソフトです!
イラストレイターやフォトショップなどのソフトと遜色のないソフトが無料でダウンロードできます。もちろん、イラストレーターやフォトショップと比べると性能面では劣ります。
しかし、これらのソフトを使いこなすことで、プロ級の加工を実現出来ます。
もしあなたに当てはまるなら、検討されてはいかがでしょうか?
- たまーにしか使わない方
- あまりお金をかけたくない方
- 画像編集ソフトを本格的に無料でやってみたい方
- WEBサイト上でしか使わない方
フリーソフトの最高峰GIMPとInkscapeについて
GIMP、写真の加工と編集に特化したソフト
GIMP(ギンプ)は写真加工をするソフトで、ピクセルの集合体で作られます。ドット画像のため小さい画像を拡大するとぼやけます。フォトショップと同じ仕組みです。
Good! | WEBサイト上で使用する写真の編集に特化したソフトです。切り抜きや色合いの調整などが出来ます。 |
---|---|
Bad! | 基本的にCMYKには非対応(プラグインで対応)なので、印刷物としての納品には不向き。 |
運営 | オープンソース |
詳細ページ | GIMPの詳細ページ |
参考書 | GIMPのドリル! |
GIMPではどんな事が出来るの?
ビットマップ形式の写真加工が出来ます。ビットマップとはピクセルで構成された画像なので、拡大するとぼやけます。PhotoShopもビットマップです。
カラーはRGBにしか対応していないので、WEBサイトでの使用が前提となります。印刷カラーのCMYKには非対応です。
解像度の調整も可能です。1インチあたりにどれだけの点(dot)が入っているかで画像の鮮明度が変わります。
レイヤー機能を搭載しているので、切り抜いて全面に出したり、移動したり貼付けたりも出来ます。
Inkscape、ベクター画像作成ソフト
Inkscape(インクスケープ)はベクター画像ソフトです。ベクター画像はイラストレーターと同じで、 拡大縮小をしても画質が劣化しません。数値計算された線で構成された画像です。
Good! | webサイト向けのロゴの作成や、イラストの制作に適したドロー系のソフトです。無料。拡大縮小で画質が劣化しない。SVG形式にに標準対応 |
---|---|
Bad! | 操作は少々難しいが、慣れれば大丈夫。CMYKには非対応。 |
運営 | 世界中のエンジニアによって開発されている。オープンソースのソフトウェアです。 |
参考書 | まずは慣れが必要です。本当に簡単な初心者向けはこの本がおすすめ!無料で使えるベクターグラフィック Inkscapeスタートブック |
詳細ページ | Inkscapeの詳細ページ |
ソフトをマスターすればすごいものが作れます。私の場合はたいしたことは出来ませんが、アメブロ風プロフィール用イラストをインクスケープで作ってみました。
まとめ
いずれのソフトも無料でダウンロードできます。世界中のユーザーや開発者によって、開発されているソフトです。 動作環境はWindowsの方が使いやすく作られおり、参考書籍も豊富です。
性能はイラストレイターやフォトショップに近いものがありますが、やはりフリーソフトの為、 操作面において、一手間必要です。デメリットは印刷用のカラーに対応していないことです。 しかし、Webサイトでの利用には全く問題はありません。 ダウンロードは簡単なので、ぜひ試してみるといいと思います。
いずれのソフトも直感的な操作はできないので、本を見ながら進めた方が効率的です。
特選書籍:おすすめは 「GIMPのドリル」
私も、ホームページ作成をはじめた頃はGIMPにお世話になりました。いまでこそ、Adobeの製品を使用していますが、画像編集ソフトは慣れるまで、使い方が難しいです。 はじめての方は「GIMPのドリル」が一番解りやすいとおもいます。私も、この本で画像編集ソフトの使い方を勉強しました。 将来的にPhotoshopを使う時にも役立ちます。考え方がほぼ同じだからです。基礎を身につける上でもおすすめです。
無料で出来ることは、無料で揃えてホームページ作成を楽しんでください。