WebSub/PubSubHubbubプラグインを導入することによるメリットはGoogleへインデックスを早くするように通知することができることです。通常はGoogleのクローラーが巡回してくるのを待つ必要がありますが、そこを短縮できるワケです。
目次
pubsubhubbubとは
HTTPのプロトコルの一種です。パブリッシャー(Publisher)・サブスクライバー(Subscriber)・ハブ(Hub)がプロトコルを形成します。Atom・RSS2をサポートしています。
このプロトコルは様々なサービスで採用されています。例えば、Googleリーダー、Googleアラート、Facebookのメッセンジャー、インテルEdisonなどIOTでも積極的に利用されています。
従来の仕組みは、サブスクライバーがパブリッシャーに問い合せをし、パブリッシャーは更新があるかないかを知らせる。要は受け身の状態でした。
pubsubhubbubプロトコルは、パブリッシャーからハブへで更新を通知できます。ハブは更新内容を取得し、サブスクライバーに通知します。
Googleが運営しているHubサーバーがありますので、こちらに通知すれば効果的です。
Google PubSubHubbub Hub!
以上を簡単に行ってくれるプラグインを紹介します。
WebSub/PubSubHubbubプラグインについて
WordPressで作ったウェブサイトの場合、WebSub/PubSubHubbubプラグインからハブ(Hub)に対して通知をすることでGoogleのクローラーが、それを検知して検索エンジンにインデックスします。
ハブに更新を通知する必要があるので、この仕組みを利用するにはハブとなるURLを指定する必要がありますが、主要なハブは既に登録されております、Googleのインデックスがメインになると思いますのでこちらで十分です。
インストールはWordPressのダッシュボード>プラグイン>新規追加>有効化。または下記URLよりダウンロードできます。
公式インストール先:WebSub/PubSubHubbub
なぜインデックスを早める必要があるのか
Googleへのインデックスを早めるだけでも利用価値があるのは間違いありませんが、それ以上に、コンテンツの盗用防止ができることがこのプラグインを使う一番の理由です。
そんなに、早く盗用されるのかと驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、ウェブの技術に長けた人なら簡単にできます。手法としてはウェブクローリング・ウェブスクレイピングというものを利用します。
ウェブクローリングとはGoogleのクローラーのようなプログラムを定期的に巡回させるプログラムです。Googleの例で説明するとGoogleのクローラーというボット(プログラム)が世界中のウェブサイトを巡回して、情報を集取しています。集めた情報を成形しわかりやすいデータ形式に変換することをスクレイピングと言います。そしてそのデータをデータベースに登録し、AIでランキング付けする仕組みです。
ウェブサイトを巡回しデータを収集するプログラムはそんなに難しい技術ではないので、特定のサイトに絞れば簡単にできてしまいます。
よってGoogleより先に盗用先サイトのコンテンツがインデックスされてしまう可能性は十分ありえます。そして、先にインデックスされてしまうと、自分のサイトが盗用コンテンツとみなされます。とても恐ろしいことです。
このプラグインを使って、盗用される前にハブ(Hub)に通知することで、いち早くインデックスすれば盗用サイトだとみなされることは無くなります。
WordPressを使っているなら、簡単にできるので是非インストールして安心を手に入れましょう。