サーチコンソール(Search Console)の見方【初心者編】

サーチコンソールの見方

今回はサーチコンソール(Search Console)の見方について基本的なことを説明します。サチーチコンソール初心者のための記事です。これだけわかれば初めての方でも十分役立てることが出来ると思います。その他の項目は結構難しい内容になってきますので、次回に説明したいと思います。

では、はじめます。前回のおさらいになりますが、サーチコンソールとは、ホームページへ流入する前の情報がわかるツールです。例えば、訪問者が検索したした際のキーワードの表示回数・クリック率・検索順位。リンクの状況・コンテンツがどのように認識されているのか・何ページ検索エンジンに登録(インデックス)されているのか。Googleボットはどのくらいの頻度でホームページを巡回しているのか、などの情報が表示されます。つまり、Googleがどのようにあなたのホームページを見ているのかがわかります。

この記事は前回【サーチコンソールとは〜登録まで】の続編になります。

目次

  1. 重複コンテンツについて
  2. 検索アナリティクス
  3. サイトへのリンク
  4. 内部リンク
  5. インデックスステータス
  6. クロールの統計情報
  7. サイトマップの登録

重複コンテンツについて

「検索での見え方」「HTMLの改善」より確認できます。

HTMLの改善スクリーンショット

重複したタイトルとメタデータ(ディスクリプション)が表示されます。SEOでは同じホームページ内に同じタイトルやディスクリプションがあるとよくありません。上の画像では問題ありませんが、問題がある場合、修正するべき項目ということで表示されます。長い間運営を続けていると発生する場合があるので、たまにチェックすると良いでしょう。

検索アナリティクス

「検索トラフィック」「検索アナリティクス」より確認できます。サーチコンソールの見方で重要なのがここです。クリック数・表示回数・CTR(click through rate)クリック率のこと・掲載順位にチェックをつけると良いでしょう。

検索アナリティクスのグラフ

検索流入時のキーワードのクリック数・表示回数・CTR・掲載順位の見方をお伝えしましょう。この数値をもとにホームページの各ページを改善し、上位表示を狙っていきます。

では、一番重要なポイントとして、表示回数が多いが、CTR(クリック率)が低いページを強化することです。もしこれができると一気に流入数を得ることができる可能性があります。

対策としては、ページのコンテンツを増やし、内容を充実させることです。そうすることでそのページ関連した語句が十分にページ内に蓄積されていきます。共起語といい、あるキーワードに関連した単語のことです。SEOで上位表示を達成するにはページのコンテンツを需実させるのが有効な方法です。数字やグラフも取り入れ、客観的根拠を示すのも効果的です。

サイトへのリンク

「検索トラフィック」「サイトへのリンク」より確認できます。

サイトリンクデータの図

このページでリンク元・リンクされているコンテンツ(ページ)・アンカーテキストを調べることができます。

リンク元

リンク元は自分のホームページにリンクを送っているホームページが分かります。まともなホームページならいいのですが、アダルトなどスパム的なサイトからリンクが付いている場合は注意が必要です。そのようなホームページからリンクが付いている場合は、サーチコンソールが提供しているリンク否認ツールを使って無効にすることができます。
当サイトにもアダルトや評価の低いと思われるサイトからリンクが付いていることがありますが、すぐに無効にしています。

リンクされているページ

リンクされているページでは、どのページにリンクが付いているかわかります。1サイトから大量のリンクが送られている場合も注意が必要になります。嫌がらせでリンクが送られることもあるので注意しましょう。

アンカーテキストとは

アンカーテキストとは、リンクに設定されているテキストのことです。サイト内のコンテンツを表す上で重要な指標となります。Googleのクローラーはリンクを辿ってサイトを巡回しています。その際にどのようなテキストを辿って次のページに行くのかを調べています。

内部リンクの見方

「検索トラフィック」「内部リンク」より確認できます。ここでは自分のホームページ内のリンクの量を調べることができます。このページではかなり需要なデータを得ることができます。

内部リンクのデータ画像

どのページにリンク量が集中しているかを把握します。

重要なページにリンクが多く集まる構造にすることで、重要なページだと認識されます。もしトップページの順位が低いなら、トップページにリンクを集めるサイト構造にするのが一つの方法です。

インデックスステータス

「Googleインデックス」「インデックスステータス」より確認できます。

インデックスステータスの画像

インデックスとは、検索エンジンに登録されていることをいいます。上の図は途中でSSLに対応したためURLが変わりhttps://〜となったため、急激なものになっています。

記事の更新を続けて、右肩上がりになっていればいいでしょう。

クロールの統計情報

「クロール」「クロールの統計情報」より確認できます。

クロールとはGoogleのクローラーというロボットが各サイトを巡回し、ホームページの情報を集めるためのもので、その情報をもとにGoogleのアルゴリズムによりランク付けするという仕組みです。

1日あたりのクロールされたページ数
クロールされたページのスクリーンショット

クロールされたページは、クローラーが回ったページという意味です。クローラーが回ったからといってすぐにインデックスされるとは限らないといわれています。
一般的にクロール数は多いほうがよく、新しい記事を更新をすることで、クローラが回ってくる頻度が高くなります。

1日にダウンロードされるキロバイト数
ダウンロードされている数のスクリーンショット

アクセスが増えれば、キロバイト数も増えます。

ページのダウンロード時間
クローラーダウンロード時間のスクリーンショット
この時間が大きい場合は問題があると思ってください。ページの表示スピードなども下がっている可能性があります。

サイトマップの登録

「クロール」「サイトマップ」より確認できます。

サイトマップの画像

サイトマップを送信することで、ホームページの情報をクローラーによりわかりやすく伝えることができます。

サイトマップのことをXMLサイトマップとも言います。ファイル拡張子は .xml になります。

サイトマップはご自分のホームページの情報をxmlというファイル形式に書き直したものです。自分で作るのは大変な手間がかかりますので、簡単作成ツールを使います。ウェブサイトを紹介します。
sitemap.xml Editor
作成したファイルをホームページのディレクトリにFTPソフトなどでアップロードし、
作成したXMLサイトマップを上のサーチコンソールの「サイトマップの追加」ボタンから登録します。

このページで、サイトマップの認識状態を確認できます。うまく認識されていない場合はここにエラー表示が出ます。

以上駆け足で説明しましたが、このページで説明したことを覚えておけば初心者のうちは十分だと思います。