個人事業主や少人数で経営している会社の場合、日々仕事で忙しくホームページを作る時間が足りないと思います。ここではそのような経営者でも少ない労力でホームページが完成する最も適したツールを紹介します。
飲食業・サロン・整骨院・士業・代理店・ネット本屋・職人・工芸など小規模の経営者ならベストマッチです。
目次
ホームページの重要性を再確認
近年、スマートフォン等の持ち運びに便利なデバイスの普及により、ホームページの重要性はますます増加しています。
調べ物をするときにスマートフォンを使うのが常識となった今、
ホームページがないということは、存在を知ってもらう機会をみすみす失っていることを意味します。
人間は現実の世界に存在するものだけを、リアルだと思うわけではありません。
仮想現実であってもそこに触れている間はリアルだと認識します。
このことは、小説や映画に感動して涙を流すことを例に認知科学で証明されています。
ホームページは顧客にとってリアルな存在です。
ホームページは「名刺」であり、「お店」であり、あなたのビジネスや特徴・活動・個性を表し伝える大切なものです。
ホームページの役割
1.名刺としての役割
小さな会社にとって、重要なことは信頼を得ることです。では、初めての顧客はどのように信頼を得るのでしょう。まず、顧客はホームページを確認してあなたの会社情報を調べます。その際に以下のようなことを見て信頼できるかどうかをチェックしています。
顧客になったつもりで、読んでください。
- 自分の問題の解決方法が明確に提示されている。
- 自分の問題が解決される事例・実績が掲載されている。
- 自分の問題を解決してくれる人の気配がある。
↑このようなことが載っている名刺がホームページです。
2.みんな間違えている!?ホームページの役割はダイレクトに悩みを解決するもの
多くの方が勘違いしているのですが、ホームページを公開すると世界中に情報が提供されてたくさんの方が見に来てくれるとと思っていることです。それは全く間違っており、実際には特定の問題を抱えた人しかホームページを見に来ません。ホームページで成果を上げるにはこのことを理解しているかどうかがポイントとなります。
検索する人はどのようにあなたのホームページにやってくるか考えてみましょう。例えば、水道管が壊れて水が止まらなくなった人を想定します。まず、慌ててスマートフォンで業者を探します。「水道管修理」「水が止まらない」「修理」「即日対応」「地域名」などのキーワードで検索すると考えられます。夜であれば「夜間対応」などのキーワードも入ってくるでしょう。
つまり、ホームページというものはダイレクトに悩みを解決するものだとご理解いただけたのではないでしょうか。
戦略
↑ストラテジーが戦い抜くための鍵となる
自社の強みを洗い出す
ホームページ作成とは自社についてよく考えることです。SEO対策などの小手先のテクニックではなく、コンテンツを中心に考えることです。いくら上位表示しても、困っている顧客の役に立たないことが書いてあったら、成果は出ません。自社の強みがどのように役立つのか、徹底的に考えた方だけが成果を享受できます。
必要なコンテンツ
1.コンセプト
コンセプトはあなたのホームページが何をメインに伝えるか・何を感じてもらう必要があるのかを明確にすることです。できればたくさんのことを伝えたいと思われるかもしれませんが、情報が多すぎるとかえって訪問者を混乱させることになってしまいます。伝えるべきものを絞って明確にし、キャッチコピーにしてトップページの目立つ位置に表示します。また、ホームページ全体にコンセプトが伝わるようなイメージや文章にします。
2.商品
基本事項として1商品につき1ページが一番伝わりやすい構成です。1ページの中に複数の商品を紹介してはいけません。人間の注意力は一度に多くを認識できません。
3.Q&A
Q&Aは同じような悩みを持っている方や解決策を探している方に対して、不安を解消する役割があります。
4.実績・実例
できれば、顧客にインタビューをして生の声を掲載しましょう。顧客のリアル感が向上します。顧客は自分に置き換えて考えます。
5.取引先一覧
取引先はできるだけ掲載した方がいいでしょう。信頼感が上がります。たとえ知名度の低い会社であっても営業を頑張っている様子がわかります。
このように、人の心理を考えた戦略的コンテンツ制作が重要になります。ホームページを作るということは、自身のビジネスを見直し顧客にどう問題解決が提案できるのか、再考する機会になることをご理解いただけましたでしょうか。
では、制作業者に依頼するのか、自分で作るのかを判断していきましょう。
ホームページ作成ソフトを使うメリットとデメリット
メリットとデメリットはトレードオフの関係です。
メリット
- 制作業者に依頼するより低コスト。
- 編集修正が思うようにできる。ホームページはPDCAサイクルで常に改善が必要です。
- 運営に必要なことがわかれば、改善の戦略を考え実行できる。
デメリット
- 制作業者に依頼するより時間が掛かる。
- 運営に必要な知識を習得する必要がある。
つまり、自分のコンセプトを反映してくれる業者に依頼できるならした方がいいに決まってます。自分で作るより良いものができるでしょう。しかし、制作時・更新時に高いコストが必要になります。上述のようにホームページはPDCAサイクルがとても重要になります。作って終わりではありません。
上記で紹介した方法を実現するのに適したソフト
発信したい情報によってホームページの形態も変わってきますが、最も汎用性が高くお勧めする方法はホームページをメインの媒体として、他のインターネットメディアと連携して集客力を上げる方法です。facebookやTwitterなどの情報を束ねる中心地をイメージしてください。
企業向けホームページ作成ソフト比較のページもありますので、参考にしてください。
ホームページビルダーの詳細ページへ
jimdoの詳細ページへ
Wix.comの詳細ページへ
ペライチの詳細ページへ
ホームページビルダーはパソコン内にファイルが残りますので、サービス停止等のリスクが少なくすみます。かなり高性能ですが、新しいバージョンはドラックアンドドロップで操作簡単に作ることができます。メインサイトとしておすすめです。
jimdoとwix.comは手軽に始めることができ、直感的な操作のみで作ることができます。また、メインサイトの中にブログを入れることができますので、ブログ部分でオウンドメディアを運営するようにすれば、メインサイトも強くなっていきます。制作に時間をかけれない方におすすめです。こちらの記事も参考にしてください。Wixホームページ作成チュートリアル完成までの流れがバッチリ解る!
ペライチはランディングページ型のホームページを作るのに適したサービスで、個人のブランド化のみならず集客を強化したい方は選択肢になるでしょう。
また、ウェブサービスのメリットはアプリケーションが随時開発されていて、機能を追加することができることです。Wix.comはアプリという形で有料になりますが、必要な機能を追加することができます。
jimdoは日本各地でセミナーを開催しており、普及活動に力を入れています。また、作ってみたもののうまくできない場合、jimdoの認定プロフェッショナルの制作業者に制作を依頼することができます。
お店の経営者の場合
レストラン・サロン・美容室・整骨院・などの店舗を運営されている方には下記のソフトが適しています。メルマガ・予約管理・メニュー更新などお店に必要な機能がそろっています。
これらの機能が搭載されている買切りソフトは現在ありませんし、今後の主流はウェブサービスだと思います。
詳しくは詳細ページをご覧ください。
お店の経営に必要な機能がそろっているホームページ作成サービス「グーペ」詳細ページへ
まとめ
小さな会社がホームページをもつ意味は信頼感を持ってもらうことです。顧客になる人は必ずホームページを確認します。それがなければ、面談時に渡すパンフレットなどに情報が掲載されていればいいのですが、ホームページにはそれ以上の情報を低コストで掲載することができます。名刺の裏にQRコードを付けてスマートフォンですぐに確認できるようにしておくのもいいでしょう。リアル媒体と連携してホームページを有効に利用することがビジネス飛躍になるでしょう。
では次に、実際にホームページを作っていくことになると思うのですが、売れるサイトにするために役立つ記事を紹介します。