売れるホームページの作り方

売れるホームページの作り方

売れるホームページを作るには、考え方が重要になります。どんなビジネスにも共通することですが、「誰に対してどんな問題解決ができるのか。」そして、「なぜ欲しいのか」ということをはっきりさせてから作っていくことです。

ホームページを作ることで、あなたのビジネスの見直しをする良い機会になるはずです。ここにはあなたのビジネスにジャストマッチした答えはありませんが、根本的に重要な考え方はあります。

ホームページで成果を上げるには、基本的な考え方を自分のホームページに落とし込み、試行錯誤することが近道です。それを初心者でも行いやすいのがホームページ作成サービスです。ただ何となくそれらしいホームページを作っても売り上げは上がりません。

これから説明することは「ホームページ全体」「トップページ」「下層ページ」「ブログの各記事」「売上を上げるための特設ページ」など、全てに共通することです。これからホームページを作っていく方にとって根本的な考え方になります。サイトの種類やページの構成・ビジネスの種類によって、これから紹介する全ての項目を取り入れることができなくても、部分的に取り入れることで確実に売れるホームページになっていきます。ケースバイケースで取り入れてください。

では、みていきましょう。

1.誰がターゲットなのかを決める

売れるホームページを作るには、誰をターゲットにするかを決めることが最も大事なことです。あなたが作るホームページは誰を喜ばせるのでしょうか。まずは5W1Hで考えてみましょう。
What・Who・When・Where・Why・Howをそれぞれ考えてみます。

What

発信したいことを決めます。あなたのビジネスは何を提供するものでしょうか。例えば、税理士のホームページの中に「WordPressの設定方法」とか「どこどこに旅行に行ってきました」のような記事があってはいけないということです。

次の2つの言葉を読んでください。「ブロガーが教えるWordPressのカスタマイズ」「ITエンジニアが教えるWordPressのカスタマイズ」どちらが信頼性が高いと思いますか。当然後者ですよね。

このように関係ないページがあると訪問者の期待を裏切ることになりかねません。専門性も伝わりません。個性を伝えたいなら別のブログを作るべきです。ホームページは発信する情報を、はっきり決めることが大事です。

Who

誰の役に立つのかを考えます。ここがはっきりすれば、ホームページ制作の方向性がはっきりします。また、訪問者の気持ちを動かすことができるようになり、結果的に成約率が上がります。あなたのサービスが誰の悩みを解決するものかをはっきりさせましょう。

例えば、税理士であれば、不動産税務の問題解決なのか、パン屋さんの税務の問題解決なのか。レストランであれば、カップル層なのか、主婦層なのか、仕事帰りの会社員なのか。その中でさらに絞り込めるものを考えましょう。

Whoを考えることは、ターゲットを絞り込むことです。ターゲットを絞り込んだ方が伝えられる内容が明確になり、心に響くものになります。ホームページも実際のビジネスと考え方は同じです。

WhenとWhere

あなたのビジネスはいつ必要になるサービスでしょうか。仕事中に必要になるものなのか、帰宅後に必要になるものなのか、帰宅途中に必要になるものなのか、休日に必要になるものなのか、寝る前に必要になるものなのか、小さい子供がいるときに必要になるものなのか。

帰宅途中であれば、スマホでホームページを見ると思いますし、帰宅後であればパソコンやタブレットでホームページを見ると思います。

例えば、建築の受注サイトなら仕事中にスマホで見るより、帰宅後ゆっくりくつろぎながらパソコンやタブレットなどでじっくりと調べます。また、水道管の破裂など緊急時のトラブルの場合はすぐに問い合わせしないといけません。そんな時はスマホでホームページを見るはずです。
いつどこで提供するサービスで、いつどこでホームページを見るのかをイメージすればどんな文章や画像が必要かわかってきます。

Why

訪問者はなぜ、ホームページを訪れるのかを考えます。それは情報が欲しいからです。その気持ちを満足させなければ選ばれません。

ホームページは文字と画像で作られています。画像でイメージを伝え、文字で訪問者の気持ちを満足させましょう。「こういうことが知りたかった!」とか「それなら試してみようかな」と思ってもらうには、「なぜ」をとことん考えてください。

例えば、飲食店ならビジュアルが大事になります。美味しそうな写真が絶対に必要です。また、コンサルタント系なら文章の方が重要になります。

How

「どれくらい」を考えます。訪問者はどれくらいでそれができるのかを必ず調べます。ですので、どれくらいのお金がかかるのか、どれくらいの時間がかかるのかをはっきり表示した方がいいです。「詳しくはお問い合わせください」ではお問い合わせをしてくれません。

5W1Hとは、とことん訪問者のことを考えることです。5W1Hを組み合わせてホームページを作っていくと成果が上がりやすくなります。訪問者の気持ちを満足させ、それがどのくらいで出来て、どんな結果がその人にもたらされるのかを明確にすることをはじめに行いましょう。

2.ファーストビューで訪問者の気持ちをつかむ

ホームページ訪問者の意図を考えたことはありますか?訪問者は、ほとんどホームページを見ません。何故ならはじめから検索などしたくないからです。これからホームページを作っていくあなたは、検索する行為はとてもめんどくさいことだと思うことが大切です。

自分が検索するときのことを思い出してください。早く答えを知りたいはずです。

訪問者は、『なぜこのページを訪れるのか』を考えることからはじめましょう。

訪問者は必要のない情報を一切読みません。求める情報がなければ、すぐに離脱して他のホームページに行ってしまいます。

その速さは3秒以内といわれています。

では、どうするか・・・

ホームページを訪れる多くの方は、検索キーワードを入力してやってきます。
そういうことなら「検索キーワードにマッチしたファーストビューを作ること」です!

ここで大事なことは、商品のスペックより「この商品を買うとこうなります。」とか「こんな生活が手に入ります。」など、購入後の変化したお客さんの姿をイメージさせるようにします。

次の3つを意識してください。

  • ターゲットを前提に検索キーワードを入れたタイトルを決める
  • 変化をイメージするキャッチコピーを目立つ場所に入れる
  • タイトルとキャッチコピーに合う画像を入れる

この3つを行うことで掴みは OKです。あまり難しいことは考えず、できるとこから始めてみましょう。

2-1.検索キーワードを調査する方法

検索エンジンに表示されるキーワードの文字数は31文字程度になります。ですので、タイトルを決める時は31文字以内にまとめます。

検索キーワードを調査するには、Googleのサジェストキーワードというものをはじめに調べてみましょう。ダイエットと入力するとGoogleでよく検索されているキーワードが表示されます。

oogleサジェストキーワード

あなたのビジネスについて、お客さんが検索するとしたらどんなキーワードを入力するか考えてみましょう。

よく検索されるキーワードをいくつか組み合わせて、タイトルを決めるといいでしょう。なぜなら、ダイエットで上位表示を狙っているライバルがたくさんいるからです。

例としてはこんな感じです。「ダイエット ジム 地域名」のように検索することがあります。

ここがポイント!

タイトルを作る時は複数の検索キーワードを組み合わせる!
地域に関係があるなら「地域名」を必ず入れる!

トップページはもちろん、そのほかのページも同じように検索するお客さんのことを考えて、キーワードを決めてタイトルをつけましょう。

「ターゲットを前提に検索キーワードを入れたタイトル」で検索されたら場合、タイトルとホームページの内容が一致していなければ、すぐに帰ってしまいます。だからこそターゲットを明確にすることが一番はじめに大事になります。

2-2.キャッチコピーの作成方法

あまりにも有名なキャッチコピー「アツアツのピザを30分で配達できなかったら、料金はいりません。」というのがあります。ドミノ・ピザはこのキャッチコピーをつかって、急拡大したといわれています。同じような宅配ピザは他にもたくさんある時代に、普通のピザの届け方を工夫した好例です。

検索キーワードにはたくさんのライバルがいます。同じキーワードで検索された場合に、他社と比較されます。その中で選ばれることが必要です。そこで効果を発揮するのがキャッチコピーになるのですが、ここでもターゲットを絞り込んでいるかどうかで、キャッチコピーの効果は変わります。だからこそ、はじめに5W1Hを徹底的に考えてみましょう。

キャッチコピーはシンプルに!余計な文章をそぎ落とす

ホームページは一瞬で判断されるものです。一瞬で理解できるキャッチコピーを作ることが大事です。長ったらしくならないように、シンプルに伝えましょう。余計な言い回しや逆説的な表現はせず、ストレートな表現を心がけてください。

そして、ホームページが表示されたら目立つ場所に設置してください。スクロールせずに見えるところです。3秒で理解できるものを目指してください。

3.ファーストビューを含めた1ページの流れ

5W1Hで考えた内容を整理して、下の項目に合わせて、文章を書いていきましょう。重要な場所に画像を入れながら。

  1. 誰のためのサービスか ファーストビュー(キャッチコピーと画像)
  2. 変化のイメージ ビフォアーアフター
  3. 数字を入れる
  4. 役立つ理由を書く
  5. 補足や権威づけ
  6. 場所を明確にする
  7. グロージング 行動をしてもらう
  8. 問い合わせ先・予約フォーム・ダウンロード先などを表示する

「人は感情で動き、理性で正当化する」という言葉があります。ホームページの上の方で感情にアプローチし、正当化できる理由を作っていきます。

まとめ

どんなホームページでも、ここで説明したことが中心的な考え方になります。大切なことは「お客さんのことを考えること」です。相手のことを考え抜いた人が、売り上げの上がるホームページを作ることができます。

伝えたいことよりも、お客さんの満足度を上げることを第一に考えていきましょう。「うちのサービスはあなたにとってこういうものです。」と伝えます。

また、お客さんがどこからやってくるかを考えることも大事です。上記では、検索エンジンを中心に説明しました。それは、最も一般的で訪問者が多いからです。

もし、SNSのフォロワーが多く、そちらからの集客を中心に考えているなら、検索キーワードにマッチしたファーストビューでなくてもいいはずです。

いずれにせよ、ターゲットを明確にすることができたなら、どのようにホームページを作ればいいかが、わかってくるものです。ターゲットが主キーワードやキャッチコピーなどは従です。それが、競合との競争を避ける方法でもあり、お客さんを満足させる方法論の1つです。5W1Hでお客さんにどんな変化を提供することができるのかを徹底的に考えてホームページを作っていきましょう!