チャットボットとは、おしゃべりを専門に行うロボットであり、1966年頃から開発されており、かなり長い歴史があります。あらかじめ決められた応答をするプログラムのことです。学中能力のある人工知能に対して人工無脳と呼ばれています。ソフトバンクのペッパー・マイクロソフトのりんななどが有名です。
チャットボットの歴史
人工無脳の開発はもともと心理療法の一環として作られてきました。それが1966年に開発されたElizaです。Elizaはクライアント中心療法を取り入れ、精神的な病を持つ人がコンピューター上のチャットボットと会話をすることで症状の改善が見られました。
Elizaは人工無脳の起源として位置付けられており、後の人工無脳に大きな影響を与えています。Elizaの系譜ALICEが有名です。
その後様々なところから開発が行われ、辞書型(ししゃも・かつお・ゆいぼっと・シーマン・ちか・うずら・MAIなど)・ログ型(ロイディ)・選択型(ペッパーなど)に分類されます。またそれぞれから派生したチャットボットが多数存在します。
注目の技術
チャットボットは昔からある技術ですが、近年注目されています。スマートフォンの普及に伴いFacebookメッセンジャーやLINEなどのチャットツールのデザインはすでに馴染みのデザインになっています。
あるWebサイトではユーザーからのアンケートを取得する際にチャット型のデザインで、あらかじめ決められたプログラムに沿って答えて行くものや、担当者とやり取りなどをチャットボット形式で取り入れているWebサイトもあります。
顧客との最初のコンタクトをチャットボットで利用しているサービスもあります。
人工知能の開発手法である機械学習と組み合わせることで、面白いサービスを開発できる可能性が注目されている。
インターネットの接続方法は現在ブラウザーからの検索、Apple StoreやGoogle Playストアなどのアプリプラットフォームなどが主な方法です。音声検索は日本ではまだまだやっている人は少ないが、
検索エンジンの代わりに音声型のチャットボットが普及すると考えられます。iPhoneのsiriやアマゾンエコーがいい例です。このようなボットがさらなる進化をするのは時間の問題ですし、利用者間でも普通に行うようになっていくと思われます。
ただし、公共の場での利用は日本の場合難しいこともあるため、チャットボット型のサービスが多く普及する可能性があります。
各チャット大手はAPIの提供を開始しており、開発者は容易にプラットフォームのアプリケーションを開発できるようになってきています。